こころ温まるドイツのクリスマス童謡8選!落ち着いた曲から元気な曲まで

日本でよく聞くクリスマスソングは楽しい曲が多いですね。
ドイツでは、しっとりとした歌も多いです。サンタクロースよりキリスト誕生をテーマにしたものが中心だからかもしれません。

ここでは、ドイツの子どもたちにお馴染みのクリスマス童謡をご紹介します。落ち着いた雰囲気の曲、元気な曲、そして私のお気に入りの曲を順にお届けします。

ご紹介する歌は YouTube チャンネル『Sing Kinderlieder』で配信されています。女の子の澄んだ声が素敵で、長女が赤ちゃんの頃からこのチャンネルでドイツの童謡を覚えました。とても思い入れのあるチャンネルです。

それでは、ドイツのクリスマスの雰囲気を楽しんでみてくださいね♪

目次

落ち着いた曲

1. O Tannenbaum(おぉ、もみの木よ)

ドイツでよく知られている定番の曲です。
一年を通して緑の葉をつける、もみの木の一途でまっすぐな変わらない姿を讃え、クリスマスに人々を喜ばせる存在として感謝を歌っています。また、常緑の葉から希望や不変性を学び、勇気や力を与えてくれることも歌われています。

O Tannenbaum 歌詞(日本語訳)はこちら

1番
もみの木よ、もみの木よ!
君の葉は変わらぬ緑、
夏の陽射しだけでなく、
冬の雪の中でも美しい。
もみの木よ、もみの木よ、
君の葉は変わらぬ緑。

2番
もみの木よ、もみの木よ!
君は私を喜ばせてくれる、
クリスマスのたびに、
君の木が心を高ぶらせる。
もみの木よ、もみの木よ、
君は私を喜ばせてくれる。

3番
もみの木よ、もみの木よ!
君の姿が教えてくれる、
希望と変わらぬ強さは、
どんな時も慰めと力を与える。
もみの木よ、もみの木よ、
君の姿が教えてくれる。

2. Alle Jahre wieder(毎年また、クリスマスがやってくる)

毎年、Christkind(クリストキント――幼子イエス、キリストが小さい頃の姿が元になった、プレゼントを運ぶ天使的な存在)が私たちのいる地上に来て、すべての人に祝福を届けてくれるという内容です。キリストは目には見えなくても、いつもそばにいて優しく導いてくれるという温かい気持ちを歌っています。特に南ドイツやオーストリアでは、クリスマスプレゼントを届ける存在として「サンタクロース」ではなく、このクリストキントとされる地域が多いそうです。

Alle Jahre wieder 歌詞(日本語訳)はこちら

1番
毎年のように、
クリストキントが地上に降りてくる、
私たちのいるこの世界へ。

2番
その祝福を携えて、
すべての家を訪れ、
人生をともに歩む。

3番
私のそばにも静かに、
気づかれぬようにいて、
優しい手で導いてくれる。

4番
天の遠く、天使のいる場所から、
神はいつも嬉しそうに、
地上の子どもたちを見守る。

3. O du fröhliche(ああ、なんと喜ばしいこと)

キリスト誕生を喜び祝う、祝祭色の強いクリスマスソングです。
「ああ、喜ばしい」という言葉が繰り返され、クリスマスのめでたさや幸せな雰囲気をそのまま表現しています。

O du fröhliche 歌詞(日本語訳)はこちら

1番
おお喜びの、おお恵みの、
恵みを運ぶクリスマスの時!
世界は失われ、キリストが生まれた:
喜べ、喜べ、キリスト教徒よ!

2番
おお喜びの、おお恵みの、
恵みを運ぶクリスマスの時!
キリストが現れた、私たちを救うために:
喜べ、喜べ、キリスト教徒よ!

3番
おお喜びの、おお恵みの、
恵みを運ぶクリスマスの時!
天使たちがあなたに栄光を讃える:
喜べ、喜べ、キリスト教徒よ!

4. Leise rieselt der Schnee(静かに雪が降り積もる

やさしいメロディーが耳に心地よく、静かな雪景色とクリストキントの到来を歌った、心温まる一曲です。

Leise rieselt der Schnee 歌詞(日本語訳)はこちら

1番
静かに雪が降り積もり、
湖は静かに凍てつき、クリスマスらしく森が輝く、
喜べ、クリストキントがもうすぐ来る!

2番
心の中は暖かく、
悲しみや悩みは静かに去り、人生の心配は消え去る、
喜べ、クリストキントがもうすぐ来る!

3番
もうすぐ聖なる夜、
天使の合唱が目覚め、
聞こえる、この優しい響き:喜べ、クリストキントがもうすぐ来る!

5. Stille Nacht, heilige Nacht(静かな夜、聖なる夜

日本では「きよしこの夜」として有名な歌ですね。
キリストの誕生の夜が、静かで神聖なものとして描かれています。夜の静けさの中で、幼子イエスが眠り、世界に平和がもたらされたことを歌っています。

Stille Nacht, heilige Nacht 歌詞(日本語訳)はこちら

1番
静かな夜、聖なる夜!
すべてが眠り、ただ見守る
愛しき聖なる夫婦だけ。
愛らしい子よ、くるくるとした髪で、
天の安らぎに眠れ、天の安らぎに眠れ。

2番
静かな夜、聖なる夜!
神の子よ、どんなに優しく笑う、
その神聖な口元から。
救いの時が訪れた、
キリストよ、あなたの誕生に。キリストよ、あなたの誕生に。

3番
静かな夜、聖なる夜!
最初に羊飼いに告げられた、
天使のハレルヤが響き、
遠く近くから高らかに:
キリストよ、救い主が来た!キリストよ、救い主が来た!

元気な曲

6. Lasst uns froh und munter sein(さあ、楽しく元気にいよう)

この曲は、正式には12月25日のクリスマス当日の歌ではなく、12月6日の「ニコラウスの日」にちなんだ歌です。クリスマスから4週間前のアドベント期間の行事に含まれるため、クリスマスソングとして紹介します。
12月5日の夜、子どもたちは自分のブーツをきれいに磨き、玄関先に置いておきます。すると夜のうちにニコラウスがやって来て、お菓子やナッツ、みかんやりんごなどのプレゼントをブーツの中に入れてくれるのです。なお、この歌の中ではブーツではなく「お皿」を用意する場面が歌われています。(地域によって違うようです。)
翌朝まで待ちきれない、子どもたちのわくわくした気持ちがそのまま表現された一曲です。

Lasst uns froh und munter sein 歌詞(日本語訳)はこちら

1番
さあ、楽しく元気にいよう
心から喜ぼう!
楽しいな、楽しいな、トララララ!
もうすぐニコラウスの晩だよ
もうすぐニコラウスの晩だよ

2番
お皿をちゃんと置いておこう
ニコラウスはきっと何か置いてくれる
楽しいな、楽しいな、トララララ!
もうすぐニコラウスの晩だよ
もうすぐニコラウスの晩だよ

3番
眠ったら、夢を見るんだ
ニコラウスがぼくに何か持ってきてくれるって
楽しいな、楽しいな、トララララ!
もうすぐニコラウスの晩だよ
もうすぐニコラウスの晩だよ

4番
朝起きたら
すぐにお皿のところへ走っていく
楽しいな、楽しいな、トララララ!
もうすぐニコラウスの晩だよ
もうすぐニコラウスの晩だよ

5番
ニコラウスはやさしい人
どれだけ感謝しても足りないくらい
楽しいな、楽しいな、トララララ!
もうすぐニコラウスの晩だよ
もうすぐニコラウスの晩だよ

7. Kling, Glöckchen, klingelingeling(リンリンリン、ベルよ鳴れ)

クリスマスベルの音をテーマにした、明るく元気なドイツの童謡です。冬の寒い夜、子どもたちの部屋の扉を開け、やさしい贈り物や幸せを届ける様子を歌っています。ベルの音に合わせて楽しく歌える、子どもたちに人気のある歌です。

Kling, Glöckchen, klingelingeling 歌詞(日本語訳)はこちら

1番
リンリンリン、ベルよ鳴れ、リンリンリン、ベルよ鳴れ!
入れておくれ、子どもたちよ、冬はとても寒いのだ
ドアを開けて、凍えさせないで
リンリンリン、ベルよ鳴れ、リンリンリン、ベルよ鳴れ!

2番
リンリンリン、ベルよ鳴れ、リンリンリン、ベルよ鳴れ!
女の子も男の子も聞いておくれ
部屋を開けて、やさしい贈り物を持ってきたよ
喜んで楽しんでね
リンリンリン、ベルよ鳴れ、リンリンリン、ベルよ鳴れ!

3番
リンリンリン、ベルよ鳴れ、リンリンリン、ベルよ鳴れ!
ロウソクは明るく輝き、心の扉を開けて
中で楽しく過ごしたい
賢い子よ、なんて幸せなのだろう
リンリンリン、ベルよ鳴れ、リンリンリン、ベルよ鳴れ!

私のお気に入りの曲

8. Engel auf den Feldern singen(野原で天使たちが歌う)

この曲の単独の動画がなかったので、メドレー集から紹介します。メドレー4曲目、9:51からの歌です。
(上の埋め込み動画をそのままクリックすると、ちょうどこの曲から再生されます)

原曲はフランスの讃美歌 「Les Anges dans nos campagnes」 です。
キリストの誕生を喜ぶ天使たちが荒野で歌い、その声が人々や山々にまで響き渡る様子を描いています。歌詞では、神の子イエスを示すために神の言葉が人となって現されたことや、救いがもたらされたこと、すべての人への平和と愛を讃えています。

私のお気に入りポイントは、メロディーが綺麗なのはもちろん、ラテン語の部分 「Gloria in excelsis Deo(グロリア イン エクセルシス デオ)」 です。原語の響きがかっこいいですよね。

Engel auf den Feldern singen 歌詞(日本語訳)はこちら

1番
野原で天使たちが歌い
天の歌を奏でます
そのこだまに山々も
喜びで応えます
Gloria in excelsis Deo(グロリア イン エクセルシス デオ: 天の神様に、栄光あれ)

2番
救い主キリストが降りてきて
人々を罪から解放してくださいました
あなたも歌で感謝を捧げ
神を讃える準備をしましょう
Gloria in excelsis Deo

3番
ベツレヘムへ行きましょう
天使が教えてくれた通りに
今日私たちに救いをもたらした方の前で
祈りながらひざまずきましょう
Gloria in excelsis Deo

4番
神に栄光あれ、すべての人に平和を
罪を赦された人々に
今日、私たちの讃美を響かせましょう
神がすべての人を愛してくださることを
Gloria in excelsis Deo

5番
聖なる神よ、天使の群れよ
世界は賛美と感謝で満ちています
神の子を示すために
神の言葉が人の姿となって現れました
Gloria in excelsis Deo


いかがでしたか?
紹介した歌の多くは、キリスト誕生をテーマにした宗教色の濃い内容です。そのため、静かで厳かな、本場ドイツのクリスマスの雰囲気を感じていただけたのではないでしょうか。

日本では、クリスマスは楽しくてロマンチックなイベントという印象が強いですが、ドイツでは少しおしゃれをして家族で集まり、ちょっと特別な気持ちで、ゆっくり一緒に過ごす時間です。

歌を通して、そんなドイツのクリスマスの過ごし方や空気感が伝わったら嬉しいです。

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