乳幼児用と一般向けの食品、どう違うの?

当店では、赤ちゃん用のオーガニックおやつと、大人も一緒に食べられるパスタやドライフルーツを販売しています。
お店のメニューでは「月齢から探す」コーナーを作り、赤ちゃん用の商品をわかりやすく探せるようにしています。
一方で、赤ちゃんから大人まで楽しめる商品は「こどもから大人まで」とまとめています。

でも、「どうして分けているの?」「大人用は赤ちゃんに食べさせても大丈夫なの?」と気になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
結論から言えば、もちろん、赤ちゃんが噛んで飲み込めるのなら、食べても大丈夫です。
そのあたりを、ヨーロッパの食品事情をまじえながらお話ししたいと思います。

目次

ヨーロッパには乳幼児食品の特別なルールがあります

ヨーロッパでは、赤ちゃんや小さなお子さま向けの食品について、成分・栄養・残留農薬などの基準が特別に法律で定められています
メーカーが「6か月から」「1歳から」と対象年齢を表示するときには、その基準を満たしていることが求められるのです。

大手ドラッグストdmのフリーズドライいちごの例

対象年齢の表示が変わった事例として、ドイツのドラッグストアチェーン dm のおやつがあります。

2015年頃は「1歳から」として売られていたフリーズドライいちごが、2018年頃から「4歳以上」に変更されました。

dmは当時、次のように説明しています:

「babyloveのいちごチップスの対象年齢は最近、1歳から4歳以上へと引き上げられました。その理由は、1〜3歳の幼児に対して新しい規制が導入され、いちごに関してより厳しい基準値が設けられたためです。そのため、今後も最高レベルの安全性と一貫した高品質を提供できるよう、対象年齢を4歳からにする決定をしました。」

さらに補足として:

「ドイツの法律では、離乳食などの“食事療法用食品”について、環境汚染物質などさまざまな基準値が特に厳しく定められています。」

つまり「危険だから食べられなくなった」のではなく、法律で新しい基準が定められ、それを守るために表示が変わったということなんですね。

また、最近では「幼児のかむ力」や「誤嚥のリスク」を考えて、対象年齢を高めに設定するメーカーもあります。
対象年齢の表示は、規制、安全性、食べやすさ――そうした要素をまとめて判断して決められているのです。

赤ちゃん用と一般食品の違いは?

大きな違いは「規制や表示があるかどうか」です。
日本でも赤ちゃんが大人と同じお米を食べることは普通ですよね。ヨーロッパでも、一般食品を取り入れることは問題ありません。

ただ、「誰が食べられるか」を明確にするために、乳幼児用食品には年齢表示がつけられているのです。
なお、すべての商品に月齢表示があるわけではありません。パッケージに表示がない場合は、メーカーのウェブサイトで確認しています。

一般商品も安心して食べられます

当店の一般向け商品も、安心してお選びいただけます。

たとえばドライフルーツは、フルーツそのものだけで作られていて、添加物は一切なし。素材の甘みをそのまま味わえます。
乾燥パスタは、デュラム小麦のセモリナ粉だけで作られたシンプルなもの。余計なものは入っていません。

さらに、どちらも EUのオーガニック基準を満たしているので、栽培や加工のルールが厳しく定められています。
つまり「一般向け」として販売している商品も、オーガニック基準と無添加のこだわりで、しっかり安心をお届けできるのです。

月齢別で商品を探しやすくしています

当店では、月齢から探せる欄を作り、赤ちゃん向けの商品を簡単に探せるようにしています。
一方、一般向けの食品は「こどもから大人まで」としてまとめています。
これにより、赤ちゃん向け・一般向けどちらの商品も、迷わず選んでいただけるようになっています。

赤ちゃんとご家族、みんなで安心して楽しめる食品をお届けするために、商品選びにこだわっています。
どうぞ安心して、お好みに合わせてお選びくださいね。

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